フランスのコート・デュ・ローヌ地方のワイン生産者が手掛ける、南仏の地元で飲まれているアプリコットネクター[ジュース]です。作り手はドメーヌ・ド・ラ・ヴィル・ルージュ。ワイン醸造のほか、代々アプリコット農園を経営する農家です。その歴史は古く、自家消費用としてアプリコットネクターを手掛けていました。ただし生産量は少なく、国外への輸出・販売などはしておりませんでした。原料は冷凍ではない、収穫したてのフレッシュなアプリコットを使用しています。生産者は、パリの高級食料品店・フォションにもアプリコットを卸しています。1本あたり600~700gのアプリコットが使われており、果実そのものを飲んでいるような凝縮感があります。昨年インポーターさんが試験的に取扱いをしましたが、大好評につき本格的に取扱うことになりました。
以下インポーターさんの資料です。今日のある方はご覧ください。
■何故ワインの生産者がアプリコットネクターを手掛けているのか?■
このアプリコットネクターを手掛けているのは2006年にできた新しいワイン生産者であるドメーヌ・ド・ラ・ヴィル・ルージュ(DOMAINE DE LA VILLE ROUGE 以下VR)ですが、実は代々アプリコット農園を経営する農家だったのです。その歴史は古く、以前より自家消費用としてアプリコットネクターを手掛けていました。ただし生産量は非常に少なく、これまでフランス国外への輸出・販売などはしておりません。ファーマーズマーケットなどで提供したり、極少量を対面販売したりするにとどまっています。
彼らのアプリコットはパリの最高級食料品店フォションに卸しているほど品質が高く、ラベル・ルージュ(Label rouge フランスの農業製品に与えられる品質保証)の規格を満たしています。今回のネクターにはそのアプリコットが用いられています。
なお1本のネクター(1000ml)を作るのに、アプリコットが600g~700g必要です。原料のアプリコットはVRの果樹園のものに加えて付近の業者より調達していますが、100%地元産のアプリコットです。フランスではジュースを製造するのに衛生関連の認可が必要で、実際の製造は認可を持つ業者に委託しています。自然な味わいを表現するために、フィルターは非常に軽くかけられており、このことにより瓶内に果実のパルプ(繊維分)が見受けられることがありますが、飲用には全く差し支えございません。良く振ってお飲みください。なおアプリコットのみでジュースにした場合水分が少なくピューレ状になってしまう為水が加えられており、またアプリコットは年によって酸味が強い場合があるため糖分を添加します。水や砂糖の比率はその年のアプリコットの成熟度合いによって変えられ、自然な味わいにするため最小限にとどめられています。
■ドメーヌ・ド・ラ・ヴィル・ルージュ(VR)について■
ワインの有名なアペラシオンであるクローズ・エルミタージュの中心に位置し、タン・レルミタージュの村から5km南に15haのブドウ畑を持つVRは、2006年にできた新しいドメーヌです。しかし伝統的な醸造技術と最新式の機器を組み合わせ、ブドウ品種の特徴を生かした品質の高いワインを作るように努力しています。ジョスリーヌ、エドガー夫妻、息子のセバスチャンが情熱を持って、大変魅力的なワインを作っています。
また環境に配慮して土を出来るだけきれいなまま次の世代に残したいと考え、2009年にビオロジー栽培に転向しました。2011年のビンテージまで3年間続けてきたので、2012年ビンテージからはビオロジー生産者として登録することが出来るようです。
■アプリコット(あんず)の産地について■
世界的にはトルコや米カリフォルニアが有名ですが、フランスでは特に南の地方(南仏)で生産量が多く、良く消費されています。今回の生産者はローヌにありますが、ここは国内でも特に有名で、地元の人は6月から7月のアプリコットの季節になると大量に果実を買い込み、ジャムを作ったりするようです。他にもタルトやケーキ、アイスクリーム、シャーベット、お酒が入ったお菓子、シロップなど、あらゆるものに使われています。なお日本では、長野県や青森県が有名な産地として知られています。
■アプリコット(あんず)の品種について■
アプリコットの現地品種については良く知られた有名なもので25種類ほどあり、この生産者では5種類ほど栽培しているようです。代表的な品種としては甘い品種であるベルガルージュ(Bergarouge)、酸の多い品種であるベルジュロン(Bergeron)などが挙げられますが、ネクターには甘い品種が適しており、今回のネクターもベルガルージュに加え、甘みがあり果汁の多い品種が用いられる予定です。生産者の果樹園のものに加えて、付近の業者より一部調達しておりますが、もちろん100%地元産です。なお日本では平和、昭和、ハーコットといった品種が知られていますが、日本のあんずとヨーロッパ系のアプリコットは全く味わいが異なります。
■アプリコット(あんず)の収穫について■
15日間ほどかけて手摘みで行われます。ちょうど熟した実だけを収穫しなくてはならず、青い実を見つけるとそれが熟すまで待ち、何回かに分けて収穫されます。アプリコットを育てるのは非常に手間がかかり、春には霜にやられないように、その後は菌による病気に気をつけるなど、細心の注意が払われます。特に昨年2013年は雨が多く、また雹が降るなど大変難しい年だったようです。
今年2014年の天候について、4月第三週から第四週にかけて気温が大変低くなり、雪が降る可能性があるようです。また霜による被害も予想されており、生産者からは収穫量に影響が出るかもしれないと連絡がありました。
■アプリコットネクターの楽しみ方■
地元では朝食と一緒に飲むのが一般的です。カロリーがあり、理想的な飲み物と言えます。
もちろんお子様にもお楽しみいただけますが、子供向けにはシャーベットにしてはどうか?という生産者からの提案もありました。もちろんアペリティフとしても適しており、氷を入れて飲んだり、なんとウイスキーを割って飲んだりもするそうです。
カクテルとしてはラムと合わせてバナナを浮かべるのが人気だそうですが、日本では少し想像しにくいカクテルかもしれません。
これは生産者の情報ではないのですが、グラン・パラディ(Grand Paradis)というカクテルがあるようで、アプリコットネクターを50ml、コニャックを20ml、これらを氷を入れたシェーカーで混ぜ合わせチューリップ型のグラスに注ぎ、シャンパーニュで満たすというものです。とても美味しそうなので、ぜひお試しいただきたいと思います。
まずはグラスに注いだときのフルーティなあんずの香りはとても良い塩梅。ほのかで優しいみずみずしいものです。とろんとしていて凝縮感があります。甘さも控えめで、ちょっとした皮の苦味・甘酸っぱい酸味はまさに口に丸ごと頬張ったような自然さ。味わいは力強く濃密ですが、のど越しもすっきりとしていて上手にまとまります。飲みやすく仕上げた添加物入りのジュースとは明らかに違う素朴さが大変素晴らしいと思います。ボトルもぼってり可愛く、ラベルもシンプルでお洒落。プレゼントにも良いですね。定番商品ではありませんので、売り切り次第来年まで休売となりますのでよろしくお願いいたします。
名称:50%あんず果汁入り飲料
原材料:あんず・砂糖(日本語ラベルに表記)
内容量:1L
本体価格:1,600円
賞味期限:2017年7月15日
*直射日光を避け、開封後は冷蔵保存にてお早めにお召し上がりください。
*成分が沈殿する場合がございますが、品質には問題ありませんので、よく振ってお飲みください。
11月のお休みは毎週日曜日。2日、9日、16日、23日、30日です。実店舗・WEB業務ともにお休みさせて頂きます。
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