月初め入荷が続きます。本日3月4日入荷のお酒をお知らせいたします。
■天明中取り四号純米大吟醸おりがらみ■
原料米:岡山産赤磐市大苅田産雄町47%精米
日本酒度:+1.5
酸度:1.35
アルコール度数:16度
酵母:協会1001酵母・ふくしま夢酵母F701
火入れ:なし(本生おりがらみ)
本体価:3760円(1.8L) 1880円(720ml)
岡山県赤磐市大苅田産通称「赤磐雄町」で仕込む3年目。今期の雄町のコンセプトは”槽しぼりと貯蔵が織りなす日本酒に流れる季節感とその表情”です。年3回(3月・5月・10月)の発売を通して、搾り機・しぼり出てくるお酒・貯蔵日数・生と火入れなどの表情の違いを季節感と共に表現できればと考えております。この中取り4号は協会1001号酵母・ふくしま夢酵母の2種類で仕込み、上槽後に中取り部分をブレンドしたおりがらみの無ろ過生原酒。新酒らしさ「苦みと渋み」、そしてしっかりとした「甘旨」、天明らしい「酸」。全体的なバランスを考え仕込んでおります。立ち香は控えめ、含みは瑞々しく軽やか甘酸っぱいもぎたての果実を連想させます。綺麗控えめな甘味はふわりと軽く、若々しい酸味・渋みがきりっと立っています。オリも絡んだ大吟醸のボディは、蔵元の目論見の通り苦みと渋みが全体を取り囲み、控えめな甘さをしっかり抱え込みます。それが解けてくると旨味は伸びやかに綺麗な羽を伸ばし、渋みは粉雪の様に舞って後を引いていきます。のど越しのキレは申し分なく、天明らしい酸が余韻を残していきます。おりがらみの割に味わいは上品ですが、新酒らしい苦・渋が印象的なスーパードライな仕上がり。冷やし過ぎずに風味を楽しみながら、時間を掛けて味わいの変化を楽しみながらお召し上がりください。
■会州一純米吟醸雄町中取りしずく無ろ過生■
原料米:備前雄町50%精米
度数:16度
日本酒度:-1
酸度:1.6
酵母:協会1601酵母
杜氏:櫻井光治(会津)
本体価格:4,000円(1.8L)、2,000円(720ml)
岡山県産雄町米を50%まで精米して仕込んだ純米吟醸、鑑評会に出品するお酒です。しずくで採った中取りバージョンのしぼりたて無濾過生原酒という貴重な1本です。中取りとは、酒を搾る際、あらばしりの後に出てくるもので斗瓶に取って保存します。一番まろやかでバランスの良い部分で、鑑評会用に出品される部分です。瓶底溜まる程ではありませんが、オリが幾らか絡んでおります。瑞々しいメロンを思わせる極上の含み。新酒らしい華やかな香り、ジューシーな甘味は軽く爽やか。開けたてはピチピチ感も持ち合わせた素晴らしいフルーティさ。甘みには完熟感が出ていて新酒には思えない上品さと落ち着きを見せ、引き過ぎず出過ぎずに良いバランス。味わいの広がりの後にふっと落ち着く渋さ(辛さ)が来るので味わいがだれずに引き締まります。のど越し・余韻も柔らかでスムースにフェイドアウトしていきます。大吟醸の上品さ+元気な酸の上手なまとまり方。充分冷やしても、きちんとした個性を発揮してくれるさすがの仕上がり。他の中取り同様、本数の少ない貴重な1本です。ファンの方どうぞ御飲みのがしなく。
3月のお休みは毎週日曜、1日、8日、15日、22日、29日です。実店舗・WEB業務ともにお休みさせて頂きます。