会州一醸造元 山口合名会社

会津若松市相生町にあります、会州一(かいしゅういち)酒造さんです。
一度廃業されまして、復活して今年が2期目の造りになります。
蔵にお邪魔して参りました。

以前と比べて極端に小さくなった仕込蔵は60坪の敷地に蔵自体が43坪という大きさ。ここに事務所、貯蔵の冷蔵庫、タンク10本、麹、室、ヤブタ、ボイラー、もと場、瓶詰め機等すべてあります。酒蔵を御覧になった事のある方はわかられるかと思いますが、機械一台、タンク1本にしても相当の大きさがあります。杜氏曰く自称日本一小さい仕込蔵だそうです。
60センチのスペースを確保する為に壁も抜きました。プレハブの冷凍庫を改造し、オールステンレスの麹室を作りました。
機械を退かしながら作業し、次の作業の為にそこをまた片付ける。仕事に2,3倍時間と労力のかかる、大変な仕込場です。

スタッフは社長に杜氏、他は季節のパートの方で、私の同級生のお母さんもいらっしゃいました。
仕込タンクは4本、うちサーマルタンクは2本。全て1000kの仕込みで年間28KL(一升瓶で16000本弱)生産します。
貯蔵、冷蔵庫もスペースの確保が出来ないので、春までは生酒でドンドン出荷を続けていくとの事。
杜氏さんのお言葉「この蔵での作りも2シーズン目、仕事をこなしながら理想を目指し模索の日々。小さい分、蔵人の気持ちも一つになり良い酒を目指しています。」

会州一醸造元 山口合名会社
〒965-0031 会津若松市相生町7-17

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