新入荷案内


10月2日、新しいお酒の入荷が続きます。ひとつづつご案内申し上げます。まずは市内鶴の江酒造さんより極上の秋酒が2種
■鶴乃江純米亀の尾火入れ■
仕込み:R1BY
原料米:会津産亀の尾65%精米
日本酒度:±0
酸度:1.5
度数:16度
本体価格:3,000円(1.8L)、1,500円(720ml)

幻のお米と言われております「亀の尾」。会津の地で復活しこの度R1By純米酒を仕込みました。生酒と火入れ酒と展開していきます。こちらは火入れ酒です鶴と亀で縁起が良いと言うことで「会津中将」とはせず、「鶴乃江・亀乃尾」と名付けました。瑞々しい含み、香りはマスカットブドウやGフルーツ系。火入れとは思えないフレッシュな酸とジューシーな甘み、そこに程よいスパイシーな苦みと辛さが軽く絡みます。生酒に比べ、しっとり滑らかに柔らかさを増し、甘みも前面に出てきました。お燗よりも冷やが美味しいですね。文句なしの出来栄え是非お試しください

■秋あがり永寶屋辛口純米■
原料米:広島県産八反錦60%精米
日本酒度:+6
酸度:1.3
度数:16.0度
火入れ:1回(生詰め)
本体価格:2,700円(1.8L),1,350円(720ml)

鶴乃江酒造の屋号を冠した「永寶屋」シリーズ。辛口純米酒、瓶火入れ後ひと夏熟成させた秋あがりになります。例年通り、火入れしたお酒を常温タンクに貯蔵し生詰め致しました。立ち香も落ち着きしっとり、甘みも細く上品に枯れてきました魅惑の口当たり。瑞々しさを幾分残した優しい甘酸っぱさに透き通る辛さが気持良く広がります。大吟醸の様な上品さがあり、ボディはまろやか、重またたい熟成感・劣化感は皆無で、大変素晴らしい熟度・バランスで秋を迎えました。華やかでない分常温やお燗も非常にぐっときます。秋上りのお手本です。文句なし、お楽しみください


そして奥会津只見町からねっかのスペシャルエディション
■米焼酎「ねっか」SPECIAL EDITION25度(720ml)■
豊かな森林と清流に囲まれのどかな田園風景が広がる自然首都只見。先祖伝来の土地を守り続け、次世代につなぐ。そんな理想と想いが4人の米農家と1人の醸造技術者を出会わせ、2017年4月に米焼酎「ねっか」が生まれました。

Special editionは、私たちの想いの集大成です。自分たち育てた酒米のみ使用し、日本酒の醸造技術を土台に生まれた酵母で醸す。芳醇な吟醸香と深い味わいの唯一無二の米焼酎です。私たちの想いと共に、只見の田園風景を思い浮かべながら味わいください。

【本物の地酒を!自社圃場への想い】
ねっか奥会津蒸留所のある只見は、日本有数の豪雪地帯であり3m以上の積雪があります。豊富な雪解け水は、広大なブナの原生林を育て、肥沃な土壌をつくり、良質な米を私たちにもたらしてくれます。私たちの酒造りは、米作りから始まります。本物の地酒とは、地域の米と、地域の水を使用し、地域の人で造る。そして、地域の人たちに喜ばれる酒である。そう私たちは考えます。

次世代にこの美しい田園風景をつなぐ為に、そして、安心・安全なお米でお酒をつくる為に。2016年農業者4人と共に米作りが始まりました。ねっからしい米の品種は何か。只見に適した米は何か。麹米に、酒造好適米「五百万石」掛け米に、福島県開発酒造好適米「夢の香」これが私たちの答えです。2019年3月、JGAP認証を受けました。酒蔵がGAP認証を受けるのは全国でも初かと思います。

JGAPの取り組み
【自社酵母開発の歩み】
米焼酎は香りだ!日本酒の吟醸香の華やかな香りと焼酎のスッキリとした後味。製造初年度より日本酒で使用されている酵母を試しながら、手探りでの製造が始まりました。2017年度蒸留で使用した福島県で開発されたきらめき酵母は、とてもよい香りを生み出すことが出来ました。しかし、もっと良い香りが出ないのか、これが最善なのか、2018年、福島県ハイテクセンターの協力で酵母の実証実験が始まりました。私たちが目を付けたのは、日本酒つくりには適さず埋もれてしまった酵母。約2年の数十種類の酵母による実証実験を重ね、ようやくねっか用酵母を探し出すことが出来ました。この酵母で醸したお酒は、初年度の実に3倍もの吟醸香を出します。まさに私たちが追い求めてきた香りにたどり着くことが出来ました。

【まだまだ続く味と香りの探求】
私たちは、さらなる美味しさを求め今年も新しい取り組みをしていきます。終わりのない探求心ですが、今の私たちの答えがねっかSpecialEditionにあります。

原材料:米、米麹(すべて会津只見産)
麹米:五百万石29%、掛米:夢の香71%
もろみ酵母:ねっか酵母(「ねっか用酵母」とは、福島県ハイテクプラザで選抜された酵母の実規模試験醸造を弊社が協力し、開発された華やかに香る、ねっかの香りの決め手となる酵母です)
度数:25度
蒸留方法:減圧蒸留
本体価格:1,850円(720ml)

続いて品切れに付きお待たせいたしました。市内河東町の「株梗木庵」さんより植木屋特注のあまざけと會津どぶろく「Guminokihara」入荷です。
■會津どぶろく「Guminokihara」(1.8L)■
植木屋特注品
製造者:農家民宿株梗木庵 谷邦弘
福島県会津若松市河東町八田字株梗木原183
品目:その他の醸造酒
原料米:会津河東町産コシヒカリ
原材料:米(会津産)、米麹(会津産)
度数:15度
火入れ:1回(瓶燗火入れ)
管理:常温(開栓後は要冷蔵)
瓶詰め本数:20本
本体価格:2,800円(1.8L)

全国に名を轟かす福島県ハイテクプラザ鈴木先生の指導の下、完成した1本です。ただ吟醸・大吟醸を目指すのではなく、田舎の民宿で飲める素朴なドブロクの味わいを表現致しました。60kのタンクで仕込むので1回で仕込める量は一升瓶で2~30本です。日本酒と併せて広く流通してもらえるように、本生ではなく瓶火入れ1回で一升瓶に詰めて頂きました。肝心の味わいですが、生ではないのでビリビリの食感は控えめ、仄かな甘みの芳醇で濃厚な味わいをお楽しみいただけます。お好みでロック・水割り・ハイボール・御燗もお楽しみいただけます。表ラベルは谷さんの集落株梗木原(ぐみのきはら)から見る冬の会津磐梯山をイメージしました。商品名もそのまま「guminokihara」です。裏張りは地元会津の画家「kengo hirano」さんにお願いして書いて戴きました。

そして甘酒も届きました。水も使わない米麹だけで仕込む甘酒です。
■會津あまざけ「Guminokihara」(900ml)■
植木屋特注品
製造者:農家民宿株梗木庵 谷邦弘
福島県会津若松市河東町八田字株梗木原183

品目:あまざけ(ノンアルコール)
原料米:会津河東町産五百万石100%
原材料:米麹(会津産)
管理:常温(開栓後は要冷蔵)
本体価格:1,000円(900mlパック詰め)
どぶろくの製造免許をもつ谷さんがつくる甘酒は、会津地方では広く使われている酒造好適米「五百万石」で作った米麹のみで仕込みます。糖類の添加も無し・仕込水もつかいません。糖度は21度でストップさせます。甘すぎない爽やかな甘み、とろとろに柔らかくなった米粒が口中とろけます。正しくおこめジュースと言った自然な仕上がり。添加物の入っていない甘酒はこれだけピュアな味わいなんです。是非その舌でお確かめください。ドブロク同様製造ロットが小さい為、1回の仕込で900mlで20本前後。随時製造をお願いしていきますので品切れの際は次回入荷まで少々お待ちください。表ラベルはどぶろくの色違い、谷さんの集落株梗木原(ぐみのきはら)から見る夏の会津磐梯山をイメージしました。

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