昨日会津娘さんへ仕入れに伺ってお話を伺ってまいりました。簡単にまとめてみましたのでご覧ください。
会津娘の今後の方向性として、2回火入れの定番酒を通年できちんと仕上げた状態で出していく事を本筋に、季節の生タイプを具合を見ながら展開していきます。目指す酒質(こう言う味わいを造りたい)を前提としない、「お米(主に五百万石)の良さを120%活かせる酒造りを見つける仕込」の上で「会津娘」の確立を目指していきます。
近年、蔵で栽培・使用されている会津門田産「五百万石」はお米が硬く、気持小さい傾向だそうです。福島県産五百万石の中で会津門田産は粒が大きい方ではありますが、前途の傾向が続いています。米質の変化は酒造りに直結していて、米質が変化していく中で、そのお米の良さを120%活かす為に、蔵の設備も入れ替えをし思い描くイメージに繋げていきます。酒質としては、近年市場的に早出し傾向が強まる中で、「若さ」ではなく「鮮度」を保って出荷。思い描く会津娘のイメージの中でその「らしさ」の確立を目指していきます。
今回ご紹介する「最高品質」の山田錦を醸造することで、地米「五百万石」「夢の香」米との違いを見つける事ができ、「土産土法」の酒造りに生かしていけると言うお話。
これからの取り組みとしてワイン同様の醸造年度を記載するヴィンテージ化を進めていきます。各年に醸造した商品を蔵内で低温貯蔵。次年度も継続して出荷でき、醸造年度ごとに商品が並ぶような「複数年醸造酒並行蔵出し」を計画されています。2015年、2016年、2017年ものが同時に棚に並ぶような塩梅です。今回の純米大吟醸酒から定番の純米酒まですべてにヴィンテージ表記を計画中です。
今後も会津を代表する銘柄のひとつとして目が離せません。引き続きましてご注目くださいませ。
と言う事で今回ご紹介差し上げますのが、蔵元初の出荷となります純米大吟醸酒。最高品質と言われる兵庫県特A地区産の山田錦で仕込みました。
原料米:兵庫県産特A地区山田錦45%精米
日本酒度:-2~±0
酸度:1.4
アルコール度数:16度
火入れ:1回要冷蔵(新酒をそのまま瓶燗急冷方式にて火入れした商品の為、瓶内にガスが残っています。開栓の際はご注意ください。)
出荷総本数:3,000本
本体価格:2,500円(720ml)、1.8Lはございません。
「土産土法」の酒造りのさらなる向上とこれからの為に、平成23年より、特A地区産地である兵庫県東条町(現加東市)および吉川(よかわ)町で栽培して頂いた山田錦を使い試験醸造を重ねてきましたが、この度新商品として蔵出しすることとなりました。(蔵元案内より)
東条町(現加東市)産、吉川町産と2ラインナップとなります。オンラインショッピングでは1回の注文に付き各1本の販売とさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
11月の店休日は1日、8日、15日、22日、23日、29日です。実店舗・WEB業務ともにお休みさせて頂きます。営業時間以外は留守番電話対応とさせて頂きます。