5月7日、本日の入荷をお知らせいたします。まずは浪江町に戻ってのお酒第2弾が登場の「磐城壽」さんです
■道の駅なみえオープン記念醸造酒「プレイボール」(720ml)■
スペック:R2BY純米吟醸
原料米:福島県浪江町産「コシヒカリ」55%扁平精米(福島県酒造組合自主基準10bq/玄米kgの全袋検査クリア)
取水地:福島県浪江町小野田取水場/請戸本蔵の井水と同じ高瀬川水系)
酵母:うつくしま煌酵母
火入れ:1回
度数:15度
クール便設定:無
本体価格:1、500円(720ml)*1.8Lはございません。
福島民友さんの記事より
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浪江町の「道の駅なみえ」は3月20日、町伝統の味と技が楽しめる地場産品販売施設「なみえの技・なりわい館」が新たに開所し、グランドオープンを迎えた。請戸漁港で揚がった魚をつまみに、大堀相馬焼のおちょこで日本酒「磐城壽(いわきことぶき)」を飲み、浪江を感じてほしい―。古里で事業を再開した関係者は町のにぎわいを取り戻そうと力を尽くす。
同館には、原発事故で避難した鈴木酒造店と大堀相馬焼協同組合が入った。いずれも古里での事業再開は10年ぶりだ。 「浪江には農業や漁業など豊かな暮らしがあった。人々の暮らしぶりを酒造りを通じ、ここから発信したい」。鈴木酒造店の社長兼杜氏(とうじ)の鈴木大介さん(47)は力強く語った。
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裏張りより
全ての行程を浪江町の新しい蔵で行った記念すべき第1号のお酒[PLAY BALL!!]。試合では日頃の練習ので積み上げた技術とメンタルが試されると元甲子園球児が語ります。新醸造所の技術と歴史の積み上げはまだ緒に就いたばかり。私たちの酒造りが町にどのような影響を与えられるか、町に醸造所があるということの意味と向き合いながら、ハツラツと楽しみながら酒造りを行って参ります。
解説
大介さんの弟で鈴木酒造店取締役の荘司さんは元甲子園球児。今回のラベルは荘司さんです。浪江町の蔵の仕込みタンクは6本、2巡目最初の仕込みが今回のプレイボールです。前回の機関始動は、TM-1酵母の澱がらみ生でしたが、今回はお米は同じ浪江町産「コシヒカリ」、うつくしま煌酵母で仕込む火入れ酒です。
コシヒカリらしからぬ吟醸感。瑞々しく透き通る可憐な甘みと清々しい香りの口当たり。酸も若く張りがあり落ち着いたボディに気持ち良く広がります。ボリュームはミディアムボディぐらい、ごはんらしい苦みと辛さがアクセント。味わいはまろやかで喉越しも柔らかく、気持ち良いドライさの残る余韻で〆てくれます。食中酒としてピッタリ。光り物の刺身が食べたくなります。
そして会津の夏酒一番乗り、栄川酒造さん「會津龍が沢」青ラベルが登場です。
■會津龍が沢夏ノ生酒■
スペック:純米大吟醸
原料米:会津産美山錦45%精米
仕込み水:日本名水百選磐梯西山麓地下深水
度数:14度
日本酒度:-1
酸度:1.3
火入れ:なし(要冷蔵)
本体価格:2,800円(1.8L)、1,400円(720ml)
榮川さんが取り組む新しいブランド「會津龍が沢(あいづりゅうがさわ)」。「龍が沢」とは「日本名水百選・磐梯西山麓湧水群」を代表する湧水の名称です。山紫水明の会津磐梯山の麓にて、この名水を仕込水に会津の米を会津の蔵人で仕込む酒、それが「會津龍が沢」です。所謂大手蔵の価格体系から、今の「地酒」業界の価格改定に見直し、その上を行く超ハイスペックで展開しています。既存の栄川ラインナップとは一線を画す蔵の威信をかけた「會津龍が沢」、福島県内3店舗の取り扱いの他全国特約店でも展開中です。
龍が沢ブランドは全て精米45%の純米大吟醸。ラベルは水の守り神「皇帝龍」が磐梯山の宝の恵み(水・米・風土)を宝玉に例え握った様を表しました。
こちらは青ラベル夏限定酒。出品大吟醸かと思うの程の質の高いフルーティな香り、度数も低くしてあるので、甘みも可愛らしく舌にやさしく響きます。洗練された旨みは極上で、研ぎ澄まされた甘みと凛々しい酸と苦み、適度な辛さとどれをとっても出品酒クラスの大吟醸です。暑い季節にピッタリの14度の優しい仕上がり。倍の値段が相応しいような中身がこの値段。龍が沢で夏をひとり占めしてください