東日本大震災・原発事故により、現在は福島県浪江町より山形県長井市に移られて酒造りをされております「磐城壽」鈴木酒造さん。震災以降ストップしておりましたあの銘柄が5年ぶりに帰って参りました。植木屋では初めてのご紹介となります。大変な苦労を乗り越え5年かけての新しい「土耕ん醸」の門出となりました。是非皆様ご賞味くださいませ。
■土耕ん醸(どこんじょう)山廃純米原酒生詰め■
仕込み26BY
原料米:福島市産丹野友幸さん生産の五百万石65%精米
度数:18.6度
貯蔵:常温熟成
火入れ:1回生詰め
本体価格:2,720円(1.8L)、720mlはございません
出荷本数:3,000本(生詰め+2回火入れの総数)
熟成をテーマのひとつに耕し手・醸し手、同じ造り手同志の交流を持って、地域の土のフレイヴァーと粋を表現できないかと地域の農家さんの協力を得てH12BYに誕生したお酒です。土地の契約米・山廃純米原酒・常温貯蔵・生詰めのルールの下、震災までご愛顧頂いておりました。震災後は平成24年より福島市の農家「丹野友幸」さんのご協力で酒米を栽培頂き、26年に今回の土耕ん醸用の五百万石を作付頂きました。福島県酒造組合は、放射能測定全袋検査・10㏃/kg未満と言う世界一厳しい自主基準を設けており、それをクリアするための丹野さんの努力と時間の重みは計り知れない大変なものです。今回このお米を使用し原酒の加水なしでタンクに納めました。初回出荷が今回の1回火入れ生詰め、以降は2回火入れで出荷致します。長井の地で仕込みを重ねた経験から、請戸本蔵の山廃酵母から選別した家付き酵母の中の1番クラシカルな発酵力の強いA-6酵母を使用しております。震災によりストップしておりましたが、大変な苦労を乗り越え5年かけての新しい土耕ん醸の門出となりました。是非皆様ご賞味くださいませ。このお酒はタンク火入れ時にプレート式熱交換機を使い、急上温・急降温操作をしております。現行赤ラベル山廃よりも若干若い熟度を想定しております。またこの火入れ方法ですとタンパク混濁など見える場合がございますが、麹由来の現象ですので安心してお召し上がりください。
1月のお休みは毎週日曜日、17日、24日、31日です。実店舗・WEB業務ともにお休みさせて頂きます。営業時間以外は留守番電話対応とさせて頂きます。何卒宜しくお願い申し上げます。