今週も新酒が届いておりますのでひとつづつご紹介申し上げます。
まずは上の写真、会州一さんより雄町米使用の純米吟醸酒の雫とりの生酒、最高の1本です。
■会州一純米吟醸雄町中取りしずく無ろ過生■
原料米:備前雄町50%精米
度数:16度
日本酒度:-3
酸度:1.5
杜氏:櫻井光治(会津)
本体価格:4,065円(1.8L)、2,037円(720ml)
岡山県産雄町米を50%まで精米して仕込んだ純米吟醸、鑑評会に出品するお酒です。しずくで採った中取りバージョン無濾過生原酒という貴重な1本です。中取りとは、酒を搾る際、あらばしりの後に出てくるもので斗瓶に取って保存します。一番まろやかでバランスの良い部分で、鑑評会用に出品される部分です。オリがううっすら絡んでおります。香り立つ気品のある吟醸香、桃やリンゴを思わせるゴージャスな物。今期は日本酒度ー3で仕上げました。綺麗な甘みが充実した旨味をもたらし、雑味無く贅沢なしずく部分をお楽しみいただけます。のど越し・余韻も文句なし。この値段で味わえる極上の逸品です。
続きまして喜多方喜多の華酒造さんより、人気の辛口純米酒「蔵太鼓」です。
■蔵太鼓+10辛口純米生酒■
麹米:美山錦50%精米
掛米:タカネミノリ60%精米
酵母:TUA
日本酒度:+10
度数:15度
本体価格:2,400円(1.8L)、1,200円(720ml)
日本酒度+10度の超辛口純米生酒です。香りは控えめ、洋梨系の爽やかな含み、瑞々しい甘みに絡んでくる辛さがとても気持ち良く感じられます。全体的に淡麗でスッキリ、飲み飽きせず長く愛して頂ける超辛口です。
値段も大変お手頃なコストパフォーマンスに優れた素晴らしい1本、冷に御燗に思う存分お楽しみください。
最後は末廣酒造さんより「猫魔の雫」
■猫魔の雫 純米吟醸無濾過生原酒 ■
原料米:会津産契約栽培米58%精米
アルコール度:16度
日本酒度:±0~+2
酸度:1.4~1.6
火入れ:無し(無濾過生原酒)
本体価格:\2900(1.8L),\1450(720ml)
厳寒の造りの純米吟醸酒を、搾りの後濾過せず原酒のまま瓶詰めしました。華やかな香りを伴いながら、口中に芳醇なお米の旨味が広がります。春の旬の料理との相性は抜群。季節を感じる旬の逸品をご賞味ください。猫魔とは猫魔ヶ岳(ねこまがたけ)の事で、磐梯山の西に位置する山の一つ。むかし化け猫が住みついて人を食べていたという言い伝えなどがあります。