本日の入荷

9月20日火曜日。本日の入荷をお知らせいたします。喜多方吉の川さんなんですが、きちんと書いたことが無かったので改めてここで蔵元ご紹介いたします。
喜多方市 吉の川酒造店
吉の川酒造店冠木家は、2代目が明治3年より酒造りを始めました。「吉の川」の名前は、代々当主が襲名する「吉郎次」の「吉」の字をとったもの。喜多方市中心部に位置し、富士山の溶岩が飾られた正面の前庭から奥の田んぼまでの広い土地の中に大きな白壁の土蔵が並ぶ圧巻の佇まい。酒蔵の仕込に適した設計・配置になっております。裏の道路をまたいでいる屋根もその歴史を感じさせます。原料はほぼ喜多方産。昔から自家精米に拘り、年季の入った精米器には説得力があります。

商品ですが、製造量の半分以上が普通酒でほぼ地元喜多方で消費される正しく本物の地酒、地元での人気は確かなものです。一方鑑評会では金賞受賞の常連、全国新酒鑑評会で7年連続の金賞、ほか南部杜氏鑑評会で2年連続の1位に輝いております。そんな中、次期蔵元大輔さん(36)が取り組み始めた新しい試みが今回紹介する純米吟醸酒。出品酒同様きめ細かい手入れ・貯蔵管理の下出荷されております。金賞常連の蔵が送り込むひとつ下のランクの純米吟醸酒。随所に受賞酒の風格が感じられます。値段も今の時代に合わせたリーズナブルな価格帯。是非一度ご賞味ください。

■吉の川純米吟醸■
酒母米:兵庫県産山田錦40%精米
麹米&掛米:喜多方市産五百万石55%精米
度数:16度
日本酒度:+3
酸度:1.4
スペック:無濾過原酒一回火入れ
本体価格:3,000円(1.8L)、1,600円(720ml)
取扱店限定の純米吟醸酒になります。火入れですのでふわりと派手な吟醸香ではなく、ゆっくりと伸びてくる綺麗な香りは大吟醸と見間違うほどの綺麗さ。梨を連想させる品の高い綺麗な香りと甘み。瑞々しく上品な酸、辛さも適当で全体のバランスは大変優れております。のど越しのキレ、余韻のほのかな甘さも心地よく響きます。大吟醸は各鑑評会の金賞常連の実力、その腕の確かさがこの純米吟醸でも素晴らしく発揮されています。正統派の1本、ぶれない本格派です。

続きまして同じく喜多方は峰の雪酒造さんより新商品善内の山廃登場、大変良い仕上がり健信くんやってくれました。
■大和屋善内山廃純米■
原料米:喜多方産五百万石60%精米
アルコール度:15度
日本酒度:+4
酸度:2.0
アミノ酸度:1.4
本体価格:2,500円(1.8L)、1,250円(720ml)
28BYからの新商品、山廃仕込の純米酒です。生酒と思うほどフルーティで瑞々しい口当たり。梨の様なフレーヴァー、甘味は爽やかジューシーさらっと流れていきます。山廃らしい酸・力強い辛さがけん引。ボディの柔らかさ、のど越しのキレも◎。善内らしい綺麗な甘さが、力強い山廃の酸に溶け込んだ素晴らしい1本。冷やから御燗までお楽しみください。


最後に写楽純米吟醸雄町の抽選販売にお申し込み誠にありがとうございました。 倍率は赤磐雄町1.8Lが4.7倍、720mlが1.6倍。備前雄町1.8Lが1.3倍、720mlが1.45倍。予想通りでしたが赤磐雄町の一升瓶に集中致しました。次回の参考にされてください。次回10月は純米吟醸なごしざけ羽州誉です。どうぞお楽しみに。ご参加いただいた皆様誠にありがとうございました。

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