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奈良萬純米吟醸酒未来火入れ

4月12日、本日の入荷をお知らせいたします。喜多方市夢心酒造さんより「奈良萬」酒未来米を使用した純米吟醸火入れが登場です
■奈良萬純米吟醸酒未来火入れ■
原料米:酒未来53%精米
度数:16度
酵母:うつくしま夢酵母
火入れ:1回(要冷蔵)
本体価格:3,300円(1.8L)、1,800円(720ml)

社長様からの案内です~「奈良萬」は平成10年より地元産五百万石にこだわり、生産を続けて参りました。しかし、現在のマーケットを見ると多種多様な製品であふれております。奈良萬はこのまま五百万石にこだわって生産していくのか?他品種でも生産をしてみるのか? もし他品種で生産をしたときに「こんなの奈良萬じゃない!とか罵倒されないか心配でした。その心配を小売店様や酒仲間に相談したところ、皆様の答えは予想を反して「五百万石以外の奈良萬を呑んでみたい。」という意見を多数いただきました。その意見に勇気づけられ、今期、十四代醸造元・高木酒造様から酒未来という米を譲っていただき「純米吟醸 奈良萬 酒未来」を造ることになりました。

生酒に続いて出荷の1回火入れタイプです。火入れとは思えない鮮度感です。ガスも有り、控えめですが香りもしっかり立ちます。リンゴやイチジクを感じる辛さのある口当たり、甘さは洗練されていて透明感があります。酒未来らしい大人の苦み辛さがなんとも心地よく、全体的にドライな印象。重くないミディアムボディぐらいで飲み疲れしません。喉越しの辛さ、余韻もアダルトな印象で、食中酒にもピッタリ。年を重ねるとこういう味わいが欲しくなります。勿論鮮度抜群辛口好きのナウなヤングにもバッチリオススメ。冷や・常温・お燗とお楽しみください。


会津娘「穣」徳久114


先月号の雑誌「ダンチュウ」にも取り上げられておりました会津娘「穣」シリーズ。最新ラインナップがリリースです
■会津娘「穣」徳久114■

この土地の穣(みのり)を醸(かも)す
蔵元案内より・・当蔵では地元会津の米・水・人で造り上げる『土産土法』をテーマに掲げ、地元会津産の酒米『五百万石』を主に酒造りに取り組んでおります。生き物を育てる酒造りで、全く同じお酒ができることはほぼありません。酒米づくりでも、 その年々の気候はもちろん土、 風、 水、 陽のあたり全てが田んぼごとに違い、同じ品種であってもそれぞれ面白いくらいにその土地の性格がよく現れたお米に育ちます。正にテロワールそのものですが、日本酒の味わいは、 原料であるお米と水以上に、造る人によって決まります。とはいえ日々の米作り ・酒造りのなか、気付かされたこの 『土産土法』 の醍醐味をお酒を通じて伝えたいという思いがあります。この場所でしかできない私達にしかできない酒造りで何ができるか、髙橋庄作酒造店としてのひとつの答えがここにまとまりました。

ひとつの田んぼからひとつの商品をつくる
これからの会津娘では、会津の酒造好適米だけで造る純米酒を基本に、その中から更に「一枚の田んぼで穫れた米ごとに仕込む純米吟醸酒」を酒造りの中心に据えて 圃場限定会津娘『穣じょう』 として、 田んぼごと季節ごとに蔵出しをしていきます。初年度、 四町歩の自社田の中から特徴的な七枚の田んぼを選びました。今後次なる自社田さらに契約農家さんそれぞれとっておきの田んぼへと、 『穣じょう』 は拡がっていきます。お米からお酒を造る、 という変わらずにに積み重ねていく営みのなかで、 年々の気候や蔵の様子も全て私たち自身の年代記のように〝ヴィンテージ〞として味わいに籠(こ)め『土産土法の酒造り』 のその先を目指しこれまで以上に深く向き合い取り組んでいきます。

スペック:純米吟醸酒
度数:16度
火入れ:1回(要冷蔵)
クール設定:有
蔵出し本数:1,972本(720ml)
本体価格:2,000円(720ml)

原料米:会津若松産五百万石55%精米(有機米)
圃場:会津若松市門田町徳久114番地
生産者:自社栽培
栽培品種:五百万石
2011年からの酒米栽培田。面積も大きく数量も安定してとれます。用水にも恵まれた保水力の高い粘質の土で四方がひらけ、日照もやや長い。※慣行農法の半分以下に農薬・化成肥料を抑える栽培法
水田土壌区分 : Aa 荒久田統
水田面積 : 10,123㎡

お酒についているQRコードへアクセスするとお米が育った田んぼへご案内致しますhttp://aizumusume.a.la9.jp/jyo/jyo.html こちらも併せてごらんください

スノードロップ、写楽純米酒も今月分補充になっております。尚写楽は店頭販売のみです。併せて宜しくお願い申し上げます。


新入荷案内


4月8日、本日の入荷をお知らせいたします。まずは10年ぶりに故郷に戻って参りました「磐城壽」さんからはじまりの1本
■道の駅なみえオープン記念醸造酒「機関始動」■
スペック:R2BY純米吟醸うすにごり生酒
原料米:福島県浪江町産「コシヒカリ」55%扁平精米(福島県酒造組合自主基準10bq/玄米kgの全袋検査クリア)
取水地:福島県浪江町小野田取水場/請戸本蔵の井水と同じ高瀬川水系)
酵母:福島県オリジナル酵母TM-1
度数:15度
本体価格:1、500円(720ml)*1.8Lはございません。

福島民友さんの記事より
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浪江町の「道の駅なみえ」は3月20日、町伝統の味と技が楽しめる地場産品販売施設「なみえの技・なりわい館」が新たに開所し、グランドオープンを迎えた。請戸漁港で揚がった魚をつまみに、大堀相馬焼のおちょこで日本酒「磐城壽(いわきことぶき)」を飲み、浪江を感じてほしい―。古里で事業を再開した関係者は町のにぎわいを取り戻そうと力を尽くす。
 同館には、原発事故で避難した鈴木酒造店と大堀相馬焼協同組合が入った。いずれも古里での事業再開は10年ぶりだ。 「浪江には農業や漁業など豊かな暮らしがあった。人々の暮らしぶりを酒造りを通じ、ここから発信したい」。鈴木酒造店の社長兼杜氏(とうじ)の鈴木大介さん(47)は力強く語った。
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浪江町の新醸造所で精米した浪江町産のコシヒカリと町上水道の取水場の水を長井市の蔵に運び、それで仕込んだ醪を新醸造所稼働と同時に移入し、もろみ管理の上、搾って瓶詰めを行ったお酒になります。
新醸造所の稼働開始と漁師が陸のランドマークから居場所や漁場を知ったように、新醸造所施設に慣れ軌道に乗るまでは出船掛け声を順に沖に出港するまでをラベル化し、既存商品である「ランドマーク」の、長井蔵からの製造移管につなげて参ります。

このお酒と、10年ぶりの私どもの町内事業再開に重ね、多くの方に感謝の言葉として「ただいま」を伝えたいこと、そして浪江の人々の暮らしに鍛えられてきた私たちの酒は、地域の人々の暮らしぶりを表現し伝え続けていくこと。この想いと覚悟を持って記念醸造酒「機関始動」としました。これからの私たちの酒造りと浪江町への応援をよろしくお願い致します

会津坂下町曙酒造さんからは、新酒が2本とスノードロップの高田梅が到着
■天明中取り伍号■
スペック:純米無濾過生原酒おりがらみ
原料:会津産夢の香65%精米
日本酒度:±0
度数:15度
酸度:1.5
酵母:自社酵母NATSUKI+煌酵母
火入れ:なし(要冷蔵)
クール設定:有
本体価格:2,630円(1.8L)、1,315円(720ml)

蔵元案内より~天明の中取りシリーズのアンカーとなります伍号のコンセプトは”地元産米夢の香””未来に向けての新しいチャレンジ”です。
会津産夢の香を65%まで精米、自社酵母&うつくしま煌酵母で醸したおりがらみの無濾過生原酒、福島にいる我々だからこそできる形を表現をしました。

鮮度の良さが分かる口当たり。微かなガス感、Gフルーツや白ブドウを思わせるジューシーながらもドライさもある魅惑の含み。甘みは程々、オリの絡むほろ苦さと天明らしい酸の透明感に溢れたボディ。軽やかで爽やかなボディの中で仄かな甘さが心地よく、にごりの絡み方で良いリズムが生まれます。夢の香らしさ、天明らしさが上手く表現出来ていています。食中酒をしっかりと意識して仕込まれている今期の天明。中取りの大トリを飾るハズレなしの1本です

■天明BangeYamada■
スペック:R2BY純米吟醸無濾過生原酒
原料米:会津坂下町御池田地区産山田錦55%精米
酵母:協会9号+F701
アルコール度数:15度
日本酒度:+2
酸度:1.5
火入れ:なし(無ろ過本生)
本体価格:3,000円(1.8L)、1,500円(720ml)

会津坂下町御池田(あいづばんげまちおいけだ)にある蔵元鈴木孝教(孝市くんのお父さん)さんのご実家の田圃で、自分達の手で育てられた山田錦、通称「タカシ米」。2005年から栽培が始まり、2007年より限定流通で展開が始まりました。福島県の推奨品種に選定され福島県産山田錦と名乗れるようになりました。会津の地でもようやく県外産と遜色の無い山田錦が実るようになりました。2020年も一等米を頂いております。

“hanjuku nama”(半熟生)当時の名残もありますが、お酒になるべく熱ストレスをかけない精製処理をする天明ブランドにおいて、しぼりたて・うまれたての美しさを精製貯蔵管理処理で保った先にある日本酒に流れる季節感を楽しんで頂きたく”hanjuku nama”をあえて残しています。

新酒らしいフレッシュさの香り立つ高貴な香り、梨や林檎、イチジクなどを連想させます。香りと同様透明感のある甘み、若い割りに大人びた酸、凛々しい苦辛さに圧倒されます。ぐっと控えた甘さが洗練された印象を与え、新酒の若さを上手に引き立たせます。喉越しのキレも良し。余韻の辛さも食中酒として最適。ゴージャスな山田錦にしないスマートなまとまり方が大変良い塩梅。どうぞご賞味ください

■スノードロップ・高田梅■
度数:5%
原料:天明梅酒(高田梅白ラベル)ヨーグルト(会津中央乳業産)、ブドウ糖液、クエン酸
管理:要冷蔵(火入れ1回)
賞味期限:ビン詰め日より2カ月
本体価格:1,671円(720ml)、862円(360ml)

スノードロップ「高田梅(たかだうめ)」です。会津高田梅を日本酒で漬け込んだ曙色梅酒(白ラベル)とフレッシュなヨーグルトをブレンドした新しいスノードロップです。
梅のすっきりした味わいとヨーグルトの酸味が爽やかな味わいです。爽やかな梅の酸味と苦みがとろとろヨーグルトにばっちり合いました。甘みもほどほどに、まろやかさもあり大変飲みやすく仕上がっています。
個人的にはスノードロップ史上一番の出来、どうぞお試しください。


新入荷案内


4月7日、本日の入荷をお知らせいたします。まずは鶴乃江酒造さんより植木屋別注酒です。お問い合わせ多く頂いておりました「夢の香」米で仕込みました純米吟醸生原酒です。
■植木屋別注!会津中将純米吟醸夢の香生原酒(1.8L)■
原料米:福島県産夢の香55%精米
度数:16度
日本酒度:+2
酸度:1.3
火入れ:なし(生原酒)
杜氏:会津杜氏 坂井義正
クール便設定:有
本体価格:3,000円(1.8L)

福島県が開発した酒造好適米「夢の香」と酵母の組み合わせで醸した福島県ブランドにこだわった純米吟醸酒。火入れせず生の原酒の状態のまま詰めて頂きました植木屋別注商品です。通常の火入れ商品は、仙台日本酒サミットで2014年、2015年と2年連続一般酒部門で第1位を獲得、2016年と2019年は春季福島県鑑評会にて県知事賞(一等賞)を受賞致しております。爽やかで柔らかな甘味、味わいのふくらみ方と辛さの加減、のど越しの優しいフルーティな甘味。抜群の美味しさです。

ななめ貼り・・・「掲 明 輝」
会津中将「松平容保」公の書から頂きました。斗南で御家再興を許された会津藩の志士たちの思いを震災・原発事故からの福島の復興に掛け合せました。わたくしがおんづくない字で1枚づつ書いております。


花泉さんからは、春のロ万
■だぢゅーロ万■
スペック純米吟醸2回火入れ
お米は全て会津産
麹米:五百万石
掛米:夢の香
四段仕込み米:ヒメノモチ
精米歩合:55%
酵母:F7-01(うつくしま夢酵母)
仕込み水:「水源の森百選」の名水「高清水」(全硬度0.5cao mg/dl)
度数:15度
火入れ:2回
本体価格:2,723円(1.8L)、1,373円(720ml)

酒質向上のため、ことしは精米歩合を従来の60%から55%に高めて仕込みを行いました。シリーズ唯一の 二回火入れ の「だぢゅーロ万」。開栓後2日~3日経ちますと味がやや変化し、だんだんとまろやかな印象へと変わるかと存じますので、時を経て変化するだぢゅーロ万の味わいを是非お楽しみください。春の訪れとともに「かすみ」「花見」「だぢゅー」と続き、ロ万シリーズはだぢゅ―ロ万で折り返し地点となります。
だぢゅーとは、南郷地域のあたりで使われる方言で、「そうだぢゅー」「〇〇だぢゅー」とよく会話に登場する少し親しさの増す強調語。「この酒(さげぇ)飲んみゃれ うめぇだぢゅー」と言えば、「このお酒、飲んでみて、とっても美味しいよー!」という雰囲気です。花泉酒造の会長の口グセです^^花泉のメンバーや地元の人の会話でもたびたび登場する「〇〇だぢゅー」ですが、この言葉には丸みと穏やかさがあり、「だぢゅーロ万」の雰囲気と似ております。もち米四段仕込みならではの味わいは食中酒にぴったりで、気が付いたら杯が重なってしまうような、飲み飽きせずにお楽しみ頂ける純米吟醸酒です。冷やしては勿論、常温、ぬる燗もOK。お燗をつけますと、旨みやコク、甘みが増して感じられますので、是非ゆるりとお楽しみ下さい。常温(15度以下冷暗所推奨)にて保存して頂けますので、宜しければ出会いの季節のご贈答用にもご活用下さいませ
😊


ほまれ酒造「からはし」純米吟醸雄町


喜多方市ほまれ酒造さんより「からはし」雄町です。頒布会の無濾過生原酒続きまして、1回火入れの通常版が入荷となりました。
■「からはし」純米吟醸雄町■
原料米:岡山県産雄町60%精米
酵母:協会1404号
杜氏:中島一郎
度数:16度
日本酒度:+1
酸度:1.6
アミノ酸度:1.2
火入れ:瓶火入れ1回
本体価格:2,800円(1.8L)、1,400円(720ml)

「からはし」純米吟醸酒第3弾雄町です。岡山県産雄町を100%使用。超軟水の喜多方名水で仕込みました。搾りの後即瓶詰め、出荷まで-5度で貯蔵しております。飲み飽きしない爽やかな喉越しが特徴です。ラベルの文字は浦安市在住の書道家「池田薫秀」氏によるものです。

林檎を思わせる上品な香りと凛々しい酸。甘みは上品で控えめ、瑞々しい鮮度も残した魅惑の口当たり。ふわりと軽い甘みにビターな苦みと確かな辛さ。スッキリとした中にメリハリと奥行きをしっかり感じることが出来ます。バランスの良い酸がきりっとした後味を演出し、しっかりとした辛さで飲み飽きしない爽やかな味わいに仕上げました。雄町のパフォーマンスを3,000円もしない価格でたっぷりと楽しめます。文句なしおすすめです