10月1日、本日入荷のお酒をお知らせいたします。
まずは上の写真の「金紋会津」秋あがり純米吟醸
原料米:五百万石50%精米
日本酒度:-1
度数:15度
本体価格:3,000円(1.8L)、1,500円(720ml)
南会津産のお米と、山系地下水を使用し生詰めでひと夏貯蔵した秋あがり純米吟醸です。口当たりは爽やか、程よい熟成感を感じながら梨を思わせる香りがゆっくり広がります。酸味はまだ若い感じが残っていて苦辛のニュアンスを伴い、きりっと引き締まった印象を与えます。甘みには透明感と上品さがあり、大吟醸クラスの気品を感じます。ボディに重たさはなく綺麗ですが、熟成によるまろみと枯れた風合い、そこに若さを残した苦みのピリッとしたドライさが複雑に、不思議なバランスで絡み合います。ドライ感はそのままのど越し・余韻にも繋がり、すっきり・キリっと〆ていきます。秋らしい熟成感を十分感じさせながらも、大吟醸クラスの上品な軽やかさを上手に併せ持った非常に癖になる唯一無比の仕上がり。冷やは勿論常温やぬる燗も違った表情を見せてくれます。是非是非お試しください。
続きまして鶴乃江酒造より永寶屋辛口純米秋あがり
原料米:広島県産八反錦60%精米
日本酒度:+5
酸度:1.3
度数:16.0度
火入れ:1回(生詰め)
本体価格:2,640円(1.8L),1,320円(720ml)
鶴乃江酒造の屋号を冠した「永寶屋」シリーズ。辛口純米酒、瓶火入れ後ひと夏熟成させた秋あがりになります。例年通り、火入れしたお酒を常温タンクに貯蔵し生詰め致しました。春先より出荷の火入れタイプは、火入れ即壜詰めの冷蔵貯蔵です。搾り後の処理・貯蔵方法が異なります。
口当たりの熟成感は程々、落ち着きを見せた優しい香りはメロンやウリを思わせます。外側をオブラートで優しく包んだような熟成感。瑞々しいジューシー感も残し、軽やかな上品さも持ち合わせた良い含みです。徐々に立ってくる辛さに比べて、甘味さの奥行きが短いので、旨みはドライにシャープに感じられます。瑞々しい伸びやかな酸にのっかかっている軽やかな甘さと言う印象で、ボディの充実感も適度で非常に良いバランス。辛さには若干の苦みが付いていて全体を引き締めます。のど越しも辛さがリードにドライな余韻が続きます。冷や・常温・ぬる燗と幅広い温度帯で違った表情を見せてくれます。蔵の造りの姿勢が見事に反映された1本。さすがの仕上がりでございます。
最後はお待たせいたしました喜多方大和川酒造より野恩やおん特別純米原酒一度火入れ
原料米:喜多方産自社田栽培夢の香55%精米
日本酒度:+7
酸度:1.7
アミノ酸度:1.0
度数:16.2度
火入れ:1回無ろ過
出荷本数:500本シリアルナンバー入り
本体価格:2,500円(1.8Lのみ)
26BYより正式に杜氏として仕込みに挑む「佐藤哲野(てつや)」君。その哲野くんが毎年の造りの最後に仕込む小さいタンクの1本。そのタンクをその年の自分の集大成として表現しています。このお酒は、自らが手がける喜多方産の夢の香米を使用した25BY。ひと夏じっくり熟成させて出荷、10月1日の日本酒の日に限定500本で発売されます。麹蓋による製麹、シンプル・ベーシック・ナチュラルというテーマに沿った特別純米の無ろ過1回火入れです。
「毎年理想の純米酒を目指して、その年の造りの最後に、自身の集大成としてこの野恩の仕込みに挑みます。喜多方の風土・蔵の環境・お世話になったひと様への感謝と愛をこめて・・杜氏 佐藤哲野」
前年度のベスト以上を出せたという今期25BYは、度数を気持ち落としました。酸味・キレ・味のふくらみを意識して仕込んだそうです。ごく少量の為、テイスティングはなしです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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10月のお休みは5日、12日、13日、19日、26日です。実店舗・WEB業務ともにお休みさせて頂きます。営業時間以外は留守番電話対応とさせて頂きます。。
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